家族葬は、自宅でも執り行えます。ただし、自宅葬にはメリットだけでなく、事前に確認しておくべき注意点もあり、向き・不向きのあるお見送りの形です。
「自宅で見送ってあげたいけれど、何を準備すればいいのかわからない」「自分の家でも家族葬はできるのだろうか」と不安に感じている方も多いでしょう。
本記事では、自宅での家族葬におけるメリットと注意点、向いているケースをわかりやすく解説します。自宅葬を検討している方が判断に迷わないよう、必要な情報をまとめているので、ぜひ最後までお読みください。
家族葬は自宅でもできる
家族葬は、葬儀会館や斎場だけでなく、故人が生前に暮らした自宅でも執り行えます。自宅での葬儀は「自宅葬」とも呼ばれます。
近年減ってきた自宅葬ですが、「家族だけで静かに見送りたい」「慣れ親しんだ場所で最期の時間を過ごしてほしい」と思うご遺族もいるでしょう。会館での葬儀とは異なり、自宅であれば時間を家族のペースで使えるため、故人との最後のひとときをより自由に過ごせるでしょう。
ただし、自宅葬には向いているケースと、事前に確認しておくべき注意点もあります。自宅で家族葬を検討している方は、メリットと注意点の両方を把握したうえで判断することが大切です。
自宅で家族葬をするメリット
自宅で家族葬を執り行うことには、会館での葬儀にはないいくつかのメリットがあります。ここでは、自宅葬のメリットを3つ紹介します。
慣れ親しんだ我が家からお見送りできる
故人が長年暮らしてきた自宅は、家族にとっても思い出の詰まった場所です。見慣れた部屋や庭に囲まれた空間でお見送りできることは、ご遺族にとって大きな心の支えになるでしょう。自宅であれば故人が愛用していた品々や、生活の気配が残る空間の中で葬儀を執り行えるため、より自然な形でのお別れが叶います。
故人との最期の時間をゆっくり過ごせる
葬儀会館では、式の進行や時間割に沿って動く必要があるため、家族だけでゆっくり過ごせる時間が限られます。自宅葬の場合は、会館のスケジュールに縛られることなく、家族のペースで故人との時間を大切にできるのが魅力です。
お通夜から告別式まで自宅で過ごせるため、家族が交代で故人のそばに寄り添うこともできます。「もう少し一緒にいたかった」と後悔が残りそうな方には、自宅での家族葬がおすすめです。
費用を抑えられる
葬儀会館を利用する場合、式場の使用料や設備費が費用に加算されます。自宅での葬儀では、こうした会場費用がかからないため、全体の葬儀費用を抑えられる可能性があります。
ただし、自宅の状況によっては、祭壇の設置や駐車場の手配などで別途費用が発生するケースもあるため、葬儀社に事前に見積もりを取ることが欠かせません。費用を抑えたい場合は、どの項目でどれだけ差が出るかを確認したうえで判断するとよいでしょう。
自宅で家族葬をするときの注意点
自宅葬にはメリットがある一方で、事前に把握しておくべき注意点もあります。スムーズに葬儀を進めるためにも、次の点をあらかじめ確認しておきましょう。
近所への配慮が必要
自宅で家族葬を行う場合、参列者の出入りや車の往来によって、近隣住民の生活に影響が出ることがあります。葬儀の前には近所へ事前にお知らせし、日程や参列者の規模を伝えておくと、トラブルを避けやすいでしょう。
駐車場の確保が必要
参列者が複数名いる場合、自宅周辺に十分な駐車スペースがないと、路上駐車などで近隣に迷惑をかけてしまう可能性があります。自宅の駐車場だけでは対応できない場合は、近くのコインパーキングや一時利用できる駐車場をあらかじめ確認しておきましょう。参列者には事前に駐車場の案内を伝えておくと、当日の混乱を防げます。
準備や後片付けが大変
葬儀会館であれば、スタッフが会場の設営から片付けまで一括して対応してくれます。自宅葬の場合も葬儀社が祭壇の設置などを担当しますが、自宅の家具の移動や荷物の整理は遺族が行うことが多く、体力的・精神的な負担になりやすい面があります。
葬儀後の後片付けも同様で、悲しみの中で自宅を元の状態に戻す作業は、想像以上に大変に感じるでしょう。事前に家族で役割を分担しておくと、当日の負担を軽減できます。
参列できる人数が限られる
自宅の広さには限りがあるため、参列できる人数は自然と制限されます。一般的に、自宅葬に適した参列者数は10名以内が目安とされており、それ以上の人数になると、自宅内に全員が収まらないケースも出てきます。
家族葬はもともと小規模な葬儀形式ですが、参列を希望する方が多い場合は、会館での葬儀も視野に入れて検討することが必要です。
集合住宅では管理規約の確認が必要
マンションや集合住宅に住んでいる場合、自宅葬を行う前に管理規約を確認することが欠かせません。建物によっては、葬儀の実施や霊柩車の駐車を制限している場合があるからです。
管理組合や管理会社への事前確認を怠ると、当日になってトラブルが生じる恐れもあります。集合住宅での自宅葬を検討している場合は、葬儀社に相談しながら、早めに確認を進めておきましょう。
自宅での家族葬が向いているケース
自宅葬はどのような状況でも適しているわけではなく、向いているケースとそうでないケースがあります。次に当てはまる場合は、自宅での家族葬を選びやすいでしょう。
自宅が一戸建て
自宅が一戸建ての場合、集合住宅と比べて管理規約による制限がなく、葬儀をスムーズに進めやすい環境が整っています。玄関や廊下の幅が広めであれば、棺や祭壇の搬入もしやすく、参列者の動線も確保しやすいでしょう。
また、庭や駐車スペースがある一戸建てであれば、参列者の車を敷地内に停められるため、近隣への迷惑も最小限に抑えられます。
自宅葬を検討する際は、棺が搬入できるだけの入口の広さがあるかどうかも、あわせて確認しておくことが大切です。特に、2階の部屋に安置を希望される場合は、階段の傾斜や踊り場の幅によって棺が通らないケースがあるため注意が必要です。
参列者が10人以内
参列者が10人以内であれば、一般的な自宅のリビングや和室でも十分に葬儀を執り行えるでしょう。人数が少ないほど、自宅内のスペースに余裕が生まれ、一人ひとりがゆったりと故人とのお別れの時間を過ごせます。
反対に、参列者が増えるほど自宅内が手狭になり、式の進行にも影響が出やすくなります。「家族と本当に親しい方だけで見送りたい」という希望がある場合は、人数を絞った自宅葬が特に向いているといえます。
自宅で家族葬をする場合も葬儀社に依頼するとスムーズ
自宅葬は、慣れた場所でゆっくりと故人を見送れる一方で、準備から当日の進行、後片付けまで、ご遺族だけで対応しようとすると負担が大きくなりがちです。葬儀社に依頼することで、祭壇の設置や搬送、式の進行といった専門的な手配をすべて任せられるため、家族は故人との最後の時間に集中できるでしょう。
自宅葬を検討している方には、ぜひあんしん祭典にご相談ください。あんしん祭典は東京都内に多数の式場を展開する葬儀社で、家族葬をはじめ、一日葬や一般葬など、ご家族のご要望に合わせた幅広いプランに対応しています。自宅での葬儀についても、経験豊富なスタッフがご自宅の間取りや状況に応じた最適なプランをご提案いたします。
相談や資料請求は無料で、24時間365日いつでも受け付けています。「まだ具体的に決まっていない」という段階でも、気軽にお問い合わせいただけます。大切なお別れの場を安心して迎えるために、まずはあんしん祭典にご連絡ください。

